交通事故賠償>上手く加害者と対応するコツ

交通事故被害に遭って貴方が怒っているのなら気が済むまで怒ればよいのですが、
体には良くないです。
加害者が訪問したら「治療費や補償はキチンして頂きます」くらいの事をハッキリ
言っておけばあとは、気にしないことです。
恨みを持ち続けるのも治療に差し障ります。
これから恨むべき相手が登場しますからあわてないでください。

・悪質かつ暴力的な事故でなければ、ここで争っても金額に差はでません。
・自動車保険加入者は、事故を保険会社に報告すると以下の件について指示を受けます。
　�@被害者に対して丁寧な態度を取り、１回以上はお見舞いに出向く事。
　�Aしかし、本人同士で補償額について直接交渉はしないように。

さて、保険会社から病室の私に電話が掛かってまいりました。
「お怪我を早く治して、大事にしてくださいね。
　お困りの事は相談に乗りますから・・・」
最初の電話は猫撫で声でやってきます。
この方が、これから相手にする損害保険の担当者という訳です。
愛想のいい声色は入院中だけですから、言葉をこちらの都合良く受け止めないようにしてください。
通訳すると・・・
・早く直して支払う治療費を安く済ませて欲しい。
・事故で生活に困っているなら、安い示談金に食いついてくるかな。
穿(うが)った見方ですが、そんな意味です。

加害者から頂けるのは、お見舞いのお菓子くらいだと思いましょう。
タヌキおやじのような声でこちらの気を反らそうとする損害保険の担当者とは、
「海千山千」賠償額を下げるプロです。
相撲の升席で楽しんでいたら突然、土俵に呼び出されて真剣勝負をさせられるようなものです。
しかし、知ったかぶりも禁物です。（貴方が保険屋さんでなければ）
素直にシロウトとして振舞えばよいのです。
最後に笑うのは貴方です。